東北新幹線で車両の連結部分が走行中に外れて緊急停車し、一時運転を見合わせました。大きな混乱をもたらした前代未聞のトラブル…何が原因なのでしょうか?
【写真を見る】なぜ?東北新幹線の連結が走行中に外れる“前代未聞のトラブル” 利用客「在来線で4時間かけて帰ります」
前代未聞のトラブル…駅では利用客が混乱
宮城県大崎市の上空からの映像をみると、連結しているはずの東北新幹線「はやぶさ」と「こまち」が離れ離れになっています。
19日午前8時過ぎ、東北新幹線の上り「はやぶさ・こまち6号」が宮城県の古川駅と仙台駅の間で走行中、突然車両の連結が外れて分離。緊急停車しました。
JR東日本によると、この車両は19日朝に秋田駅を7両編成で出発し、午前7時半過ぎに盛岡駅で10両と連結させ、17両編成で走行していました。しかし約30分後の午前8時過ぎ、一部の車両が分離してしまったということです。
「はやぶさ」と「こまち」は上りの場合、盛岡駅で合流し連結し、東京方面へ向かうはずが、別の新幹線では次のような車内アナウンスが…
「現在、上りのはやぶさ・こまち6号ですが、古川─仙台間、この列車とすれ違う直前で、こまち号とはやぶさ号、切り離されてしまい停車を現在しております」
この影響で東北新幹線は一時、全線で運転を見合わせました。東京駅で利用客にインタビューすると…
東北方面への利用客
「予定入ってたので、ちょっとキャンセルしました」
東北方面への利用客
「もう止まってしまったので、ひたち号という在来線で4時間かけて帰ります」
記者(仙台駅・午後1時過ぎ)
「約5時間の運転見合わせが続いていた東北新幹線ですが、午後1時10分過ぎ、上下線ともに全面運転再開し、新幹線を利用する人が続々と改札を通ってホームに入っていきます」
最高速度が国内最高の時速320キロに達する新幹線の、突然の分離。“前代未聞のトラブル”に遭遇した乗客に話を聞くと…
Q.何か衝撃とかは?
分離した新幹線の乗客
「全然なかったですよ」
「普通に止まって、中の空調もきいていたので全然大丈夫でした」
走行中に突然連結が外れ、分離してしまった「はやぶさ」と「こまち」。原因は何だったのでしょうか。