【GMO不正アクセス】熊谷社長が初の会見で“涙の謝罪”…2年前に“システム脆弱性”指摘も防げなかった背景は?被害者からは「誠実に見えない」【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-11-03 12:13

GMOが不正アクセスを発表してからおよそ2週間。初めて会見が開かれ、熊谷社長はたびたび涙ぐみながら、一連の経緯について謝罪しました。

【写真で見る】会見に臨むGMO熊谷社長

“攻撃者に対しては強い姿勢” GMO熊谷社長が会見で語ったこと

不正アクセスの発覚から約2週間、GMOインターネットグループが初めて会見を開きました。

GMOインターネットグループ 熊谷正寿 社長
「不正アクセスを受け、お客様の情報が流出し、結果、悪意ある者によりお客様の資産が毀損するという事故が発生した」

サイバー攻撃を受けたGMO。2年前の時点で、グループのセキュリティ会社からシステムの脆弱性を指摘されていました。

GMOインターネットグループ 熊谷社長
「この指摘をサービスの運営に生かすことができなかった。グループの代表として、これらの事実を重く受け止めている。この度は、お客様をお守りすることができず誠に申し訳ありませんでした」

一方、攻撃者に対しては、強い姿勢を示しました。

GMOインターネットグループ 熊谷社長
「彼らの最大の目的はお金です。助長するようなことはしません。永久に支払わないと申し上げたのはそういうこと」

攻撃者側がGMOに突きつけたのは、80億円もの身代金。

その後、約1億5000万円を突きつけましたが、GMOが要求を拒否すると、攻撃者側は顧客1人の情報を公開。

一方、GMOは犯人特定につながる情報を募り、「1億5000万円」の懸賞金をかけました。

なぜ、今回の攻撃を防げなかったのか。

異変把握までの経緯、2年前に指摘された脆弱性については…

GMOの説明によると、攻撃者は8月5日、サービス利用者のサーバーに侵入。

その後、管理者の権限を悪用し、最大約2万7000件分のサーバーに不正なプログラムを配布したといいます。

しかし、GMOが異変を把握したのは10月20日でした。

GMOインターネット 山下浩史 副社長
「その間気付くことができなかった。サービスの監視で気付けなかったことを、深く受け止めている」

2年前に指摘されていたシステムの脆弱性については…。

GMOインターネット 山下副社長
「緊急メンテを4回行い対策は実施した。しかし、その対策は十分でなかった。深さと速さの両面で不足していた」

攻撃者については調査中につき「申し上げることは現在ない」

攻撃を仕掛けたのは誰なのか。

GMOの幹部は2日朝、JNNの取材に対し、一連の不正アクセスについて、「いろいろ手がかりが出てきている」と話し、北朝鮮系のハッカー集団が関与した可能性を含めて調査をしていると明らかにしました。

――北朝鮮のハッカーによるものではという指摘もある。これは、どんな証拠で分析しているか?

GMOインターネットグループ 熊谷社長
「私どものサイバーセキュリティ関連企業からの有志が集まり、専門的な解析を行い、そのデータをしかるべき機関にきちんと報告をさせていただいている。それ以上は申し上げられることは現在は調査中なのでない。国の名前もあとその他のことも、一切、私どもは何も申し上げることは現在はない」

インターネット事業に30年以上携わってきた熊谷社長。事業への想いを語る際には…。

GMOインターネットグループ 熊谷社長
「私は自分が作ってきたインターネットが、多くの方の笑顔に資する安心で安全なインターネットになってもらいたいと心の底から思っていて、事業として一度も『儲かる』『儲ける』の言葉を使ったことがない。お客様のために情報を守れと言い続けてきた」

社長らの報酬を3か月間減額 会見を受けて被害者「そこまで誠実には見えなかった」

しかし、その利用者の情報が流出。FX口座では不正な取引による損失も発生しました。

約650万円の被害に遭ったという利用者は、GMOの会見について。

GMO不正アクセスの被害者 ヒロさん(30代)
「サイバーセキュリティとかいろいろ言う割に、自分の会社の方を見られていなかったり、僕からしたら、そこまで誠実には見えなかったかなと思います」

GMOは、利用者に一律5000円の見舞金を支払うほか、不正取引が確認された場合は損失を補償するとしています。ただ、ヒロさんが懸念するのはお金だけではありません。

ヒロさん
「僕の友達、家族という情報。個人的な銀行口座、証券会社という漏えいが非常に怖いです」

また、熊谷社長ら役員4人の報酬を3か月間、最大30%減額することを発表しています。

記事全文を読む
  1. “名門”旭化成 2年ぶり49回目の優勝 2区ルーキー塩出翔太が逆転、3区山本歩夢、5区亀田仁一路が区間新【九州実業団毎日駅伝】
  2. 【防災庁】“災害対応の司令塔”発足で何が変わる?…最優先は“避難所の改善”と細野防災大臣 国民に水や食料など備蓄「緊急要請」も【news23】
  3. 【 がん闘病 】木元ゆうこ 抗がん剤治療を選択「もし再発したときに『あのとき、できることをしておけばよかった』と、後悔したくない」
  4. 「めっちゃ最高」唐津くんち 14台の曳山が街に沿道の人々を魅了 ユネスコの無形文化遺産にも登録 佐賀・唐津市
  5. 【當真あみ】20歳の誕生日に両親と乾杯!ビール初体験の感想は〝ちょっと味はまだ掴めていない〟 妹とのベッド争奪戦も明かし照れ笑い
  6. アメリカ・ロシア・ウクライナの3か国協議 今月10日~11日で実施へ 米・ウィットコフ特使が発表
  7. 【M!LK 佐野勇斗】街を歩いていたら小学生から「滅!」 “今年の顔” に選ばれ人気実感
  8. 横浜市のオンライン行政手続きシステムに登録された約82万件のメールアドレスなど個人情報が漏洩か
  9. 【倉本聰さん お別れの会】祭壇に大きな3つの “笑顔” 「クリエイターの愉しい笑顔が揃った会場で、皆様とお別れが出来たら」遺影に込められた関係者の思い
  10. 脚本家・演出家の倉本聰さん「お別れの会」 創作の拠点とした北海道・富良野市で
  1. 【速報】20代男性が軽乗用車にはねられ左足切断 車は海に転落 運転していた80代女性が死亡 山口・下関市
  2. 【倉本聰さん お別れの会】岩城滉一さんが追悼「先生がいなかったら今ここにいない」 恩師への深い感謝明かす
  3. アメリカは同盟国として「信頼できない」が64.2% 「いざという時に守ってくれるとは限らない」と8割超が回答 それでも日米同盟は「必要」が62.9% トランプ政権の行方を占う中間選挙前に日本国内インターネット調査 【TBS NEWS DIG】
  4. 「民主党が上下両院で多数を奪うことを望む」日本国内で34.2% 年代が上がるほど民主党の多数を望む人が多く アメリカ中間選挙の結果で最も重視する影響は「日米間の貿易や経済」が22.1%で最多 【日本国内インターネット調査】 TBS NEWS DIG
  5. 【ごみ清掃芸人】空き缶「缶に付いているシールは剥がさなくても、大丈夫です」【マシンガンズ滝沢】
  6. 「文化の日」はタダで芸術を堪能「無料で楽しめる美術館」オススメは?【THE TIME,】
  7. 猫の『首をかしげる』仕草に隠された心理3つ 愛おしい行動の意味や注意が必要なケースも
  8. 約22億円の一部 特定危険指定暴力団「工藤会」に渡っていたか 役所職員装い金をだまし取ったとみられる詐欺グループ摘発
  9. 「〇〇キャンセル界隈」向けで大ヒット…包丁からバスタオルまで「やめる」に注目【THE TIME,】
  10. 【GMO不正アクセス】熊谷社長が初の会見で“涙の謝罪”…2年前に“システム脆弱性”指摘も防げなかった背景は?被害者からは「誠実に見えない」【news23】
  11. 皇居・東御苑に大手休憩所オープン カフェや限定グッズも 三の丸尚蔵館もリニューアルオープン 来年1月まで3期間の特別展
  12. 「アメリカの主張は荒唐無稽」北朝鮮・金与正氏が関与否定 暗号資産大手「バイナンス」1兆円相当ハッキング被害 FBIの北朝鮮犯行発表に談話