株式会社SHAREが、心不全患者の急増に対応するため、時計台記念病院と包括連携協定を結んだと発表しました。
包括連携協定の背景と目的
近年、生活習慣の欧米化や高齢化に伴い、心不全患者が増加しています。全国では約120万人の罹患者数があり、2030年には130万人に達すると推計されています。このような社会的課題に対処するため、株式会社SHAREと時計台記念病院とが包括連携協定を結ぶこととなりました。これにより、札幌市および近郊市町村在住の心不全・生活期患者が心臓リハビリを継続しやすい環境が整います。具体的な連携による取り組み
連携による具体的な取り組みとしては以下のような内容が計画されています。「未病~軽症の方々に適正な介入を行い、心臓病の発症数を減らす」、「CPX検査(心肺運動負荷試験)の認知向上・普及啓蒙活動」、「心臓リハビリ患者で、回復期から生活期へ移行し、在宅生活を望む方に対する運動サポート」などです。メディカルフィットネスについて
メディカルフィットネスとは、コメディカルスタッフが個別指導を実施するフィットネスクラブで、医療法人と提携しているものを指します。「指定運動療法施設」の認定を受けている施設は、医師の処方に基づき運動療法を実施した場合、施設利用料が医療費控除の対象となります。このサービスは、「運動をしなければならないが、痛みがあってどうしたらよいかわからない」、「血圧等に不安があり、どれくらい運動をしても良いのかがわからない」といった方々が安心して通えるように設計されています。連携により札幌市に更なる医療環境の整備を
この連携により、心不全患者のリハビリ環境が一層整い、健康維持に対するサポートが充実することが期待されます。また、株式会社SHAREは、さらに多くの地域でメディカルフィットネスを展開する計画であるとのことです。これにより、心不全患者を含む多くの人々が適切な運動療法を受けられる環境が拡がることでしょう。詳細は公式サイトで確認できます。公式サイト:https://www.sha-re.jp/