■MLB ドジャース 4-1 レッドソックス(日本時間20日 ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(30)が本拠地のレッドソックス戦で「1番・DH」で出場。この日は第1打席から3打席連続の空振り三振に倒れたが、1点を追う8回にエンタイトル2ベースヒットと放ち、その後のF.フリーマン(34)の劇的満塁ホームランにつなげた。
後半戦の初戦を迎えたドジャースは前半戦から続いた連敗を2で止め、貴重な白星スタートを切った。大谷は4打数1安打で打率は.316、4年連続の30号到達はお預けも価値ある一打でチームの逆転勝利に貢献した。
この日から吉田正尚(31)が所属するレッドソックスとの3連戦。大谷の第1打席は相手先発のN.ピベッタ(31)を相手に、カウント2-2から高めのストレートにバットが空を切り空振り三振。
第2打席は1死一塁の場面で、2球見送るもストライクがコールされ追い込まれる。4球目では相手バッテリーのエラーでランナーが二塁に進み、得点圏のチャンスとなったが、続く5球目のストレートをフルスイングするも空振り三振。
ドジャース先発は10勝目を狙うG.ストーン(25)。4回まで無失点で抑えていたが、0-0で迎えた5回にオールスターゲームMVPのJ.デュランに先制のソロ本塁打を浴び、試合の均衡を破られた。
大谷の6回の第3打席は先頭で打席に立ち、カウント1-2から5球目のカットボールをスイングするが、またしても空振り三振。0-1のまま迎えた8回、大谷の第4打席は1死一塁の場面で初対戦のB.バーナディーノの初球を振り抜くと、三塁線ギリギリのエンタイトル2ベースでチャンスを広げた。続くW.スミスが申告敬遠で満塁とすると、F.フリーマン(34)が逆転の満塁ホームランで4-1と試合をひっくり返した。
9回はD.ハドソン(37)が先頭の吉田にヒットを許したが、後続を空振り三振、併殺打に打ち取りゲームセット。ドジャースはプレーオフ進出に向け、好調レッドソックス相手に劇的逆転勝利を収め、後半戦白星スタートを切った。