■プロ野球 巨人 0-8 DeNA(8日・東京ドーム)
DeNAは巨人に完封勝利を飾った。試合は1回、4番・オースティン(33)、5番・牧秀悟(26)の連続適時打、8番・京田陽太(30)の犠飛で4点を挙げた。さらに2回にも5番・牧の適時二塁打で1点を加え5得点。9回表にも適時打と敵失で3点を加えると8ー0に。投げては吉野光樹(26)が6回無失点の好投で2勝目。リリーフ陣も無失点に繋いだ。
前日の試合では2ー2の同点で迎えた延長12回裏、8番手・佐々木千隼(30)が2イニング目のマウンドに上がるもオコエ瑠偉(27)に左中間への本塁打を浴びサヨナラ負けとなった。この試合の先発・吉野は今季4試合目の登板。試合前まで1勝1敗、防御率4.50をマーク。前回登板となった8月23日のヤクルト戦(神宮)では5回2失点でプロ初勝利を挙げた。
打線は1回、巨人の先発・メンデス(29)に対し先頭の梶原昂希(24)がサードを守る岡本和真(28)の悪送球により出塁。2番・蝦名達夫(26)は四球を選ぶなど1死一、二塁のチャンスで4番・オースティンにレフトへの適時二塁打が飛び出し先制に成功。さらに5番・牧もレフトへの適時二塁打を放ち3ー0。6番・宮﨑敏郎(35)、7番・山本祐大(25)は連続四球で1死満塁と再び好機を作るとここでメンデスは降板。巨人は2番手で赤星優志(25)がマウンドに。迎えた8番・京田はセンターへの犠飛を放ち4ー0とリードを広げた。
その裏、吉野の立ち上がりは先頭の丸佳浩(35)を捕邪飛に。2番・吉川尚輝(29)に中安打、3番・モンテス(27)に四球を与え出塁を許すも4番・岡本和、5番・大城卓三(31)から空振り三振を奪い無失点に抑えた。
2回表には2死走者無しから4番・オースティンが中安打を放ち出塁すると続く5番・牧にライトフェンス直撃の適時二塁打が飛び出し5点目を加えた。
5点の援護をもらった吉野は中盤も走者を背負いながらも粘投を披露し無失点に抑えた。終盤に入り7回裏は2番手・坂本裕哉(27)が登板し無失点に繋ぐ好投。
8回裏は3番手・ウィック(31)が2番・吉川から始まる打線を三者凡退に。9回表は1番・梶原がレフトへの二塁打、3番・佐野が死球を受けるなど1死一、三塁から4番・オースティンがレフトへの適時打を放ち6ー0。続く牧の打球はファーストを守る秋広優人(21)が悪送球し7点目、7番・山本のセンターへの適時打で8点目を加えた。
そのまま8点リードで9回裏、4番手・森唯斗(32)が巨人打線に反撃を許さず試合終了。勝利したDeNAは巨人とのカードを1勝1敗とした。