■第41回日本パラ水泳選手権2日目(10日、滋賀・インフロニア草津アクアティクスセンター)
【写真を見る】パラ水泳のレジェンド・鈴木孝幸(37)未だ健在!「応援が大きくて良かった」50m自由形で貫禄の泳ぎ【日本パラ水泳選手権】
滋賀県草津市で開催されている日本パラ水泳選手権2日目。パリパラリンピック金メダリストの鈴木孝幸(37、ゴールドウイン)が男子50m自由形(機能障がい・S4)に出場した。
鈴木のクラスは他に選手が出場せず、鈴木より障がいの軽い選手と同じ組で泳いだが、38秒72のタイムをマークし組トップでフィニッシュ、貫禄の泳ぎを見せた。
レースを終えた鈴木は「パリパラリンピックが終わって初めての公式戦。あまり仕上がっていなかったが、38秒で泳げたし応援もすごく大きくて良かった」と喜んだ。
来年、日本で初めて開催されるパラ水泳ワールドシリーズについては「(日本開催は)素晴らしいこと。パラリンピック以外の国際大会でパラ水泳をファンに見に来てほしい」とアピールし、「今後についてはワールドシリーズに出場してみて考えたい」と話した。
◆鈴木孝幸(すずき・たかゆき)
1987年1月23日、静岡県浜松市出身の37歳。生まれつきの四肢欠損。6歳で水泳を始め、15歳から障がい者の水泳大会に本格的に出場。パラリンピックには2004年のアテネ大会から6大会連続出場しているレジェンド。パリ大会では50m平泳ぎで金メダルを獲得するなど合計4個のメダルを獲得。パラリンピックの通算メダル数を14個とした。