自民党総裁選 解雇規制、防災省構想などで9人の候補者が論戦

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-09-14 18:04

自民党の総裁選は、日本記者クラブ主催による討論会が開かれ、各候補同士が質問する形で論戦を繰り広げました。

【動画】自民党総裁選 解雇規制、防災省構想などで9人の候補者が論戦

上川陽子 外務大臣(71)
「この国をしっかりと国際社会の中で、誇りとそして存在感のある国にしていくためにも、誰1人取り残さない、新しい日本の景色を作ってまいります」

茂木敏充 幹事長(68)
「国民の間には負担増への不安というのが高まっているところであります。誰も掲げていない、この『増税ゼロ』の政策を推進して、経済を再生し、一人一人の所得、年収を上げていきます」

過去最多、9人が参加して行われた討論会。これまでの議論を踏まえ、候補者間で突っ込んだ質問が飛び交いました。

【防災省構想について】
林芳正 官房長官(63)
「例えば自衛隊、例えば警察、例えば消防、こういう方々は防災省に入っていくのか」

石破茂 元幹事長(67)
「今ある内閣防災担当の人員を強化し、そして予算を増やす。これが第一段階です。その先に自衛隊・警察のみならず、各省庁との関係をどうするか、それが最終的究極系としての防災省である」

林芳正 官房長官(63)
「中身の議論をまずやってからですね、必要があれば庁なりの組織にしていくということが非常に現実的だと」

【解雇規制について】
加藤勝信 元官房長官(68)
「『正規の方を雇いやすくする』という、これは具体的にどういうイメージを持っておられるのか」

小泉進次郎 元環境大臣(43)
「リスキリング、そして再就職の支援、これをしっかり提供する義務を企業に対して義務付ける。今のままだったら、首を切られてしまう人に、私はより安心した企業の役割を新たに義務づけることを考えています」

加藤勝信 元官房長官(68)
「まさにそこ(正規雇用)に至る前に本人が自発的に行く道を作っていく。私はむしろそこを大事にしていくべきだと思っています」

また、現職の閣僚である2人も、財政再建や金融政策をめぐって独自の主張を展開しました。

高市早苗 経済安保担当大臣(63)
「(金利引き上げは)はっきり言うと早いと思っております。私は金融緩和は続けるべき時であり、ここはもう少し我慢をして続けるべきである」

河野太郎 デジタル大臣(61)
「調子よく借金をしてどんどんお金を使ったからといって、経済が果たして成長をするんだろうか。財政収支をどうするんだという議論をしなければなりません」

このほか、小林前経済安保担当大臣は、若い世代の社会保険料軽減を掲げていることについて、高齢者に負担を求めるのか問いただされました。

小林鷹之 前経済安保担当大臣(49)
「今の制度をベースにですね、プラスなのかマイナスなのかということではなくて、より広い意味でのあらゆる選択肢を俎上に載せて、私はより広くこの社会保障制度というものを捉えるべきだと思っています」

政治とカネの問題をめぐっても論戦は交わされましたが、各候補ともこれまでを超える主張はありませんでした。

  1. 大間漁協のマグロ漁船転覆 船長の遺体見つかる 19年初競りで史上最高値3億円超の一番マグロを釣り上げ
  2. ドイツのクリスマスマーケットの車突入、死者5人に けが人は200人以上
  3. 魔裟斗さん・矢沢心さん サンタクロース姿でケーキ配る
  4. 茨城・下妻でキャベツ泥棒か 兄弟を逮捕 県内で被害相次ぎ関連捜査
  5. 都議ら約10人が100万円以上不記載か 都議会最大会派「都議会自民党」で収支報告書に不記載疑い
  6. 「ビールと紹興酒を飲んだ」 輸入中古車販売店の社長をひき逃げの疑いで逮捕 自転車の男性(61)は死亡 警視庁
  7. 【中川翔子】 「猫111頭を助けて」 緊急動画で呼びかけ 多頭飼育崩壊現場からの猫たちを救うため「里親さん・一時預かりさん・レスキュー・ボランティア・物資支援」を募集
  8. 「問題の重大性を世界へ」元ジャニーズJr.がアメリカで訴えを起こした理由を告白 原告の弁護士は460億円の賠償金請求について「2人が提案したわけではない」【news23】
  9. 性被害訴える女性検事が語った苦悩「気持ちも身体も完全に凍りついた」 大阪地検・元検事正の被告が一転、無罪主張【報道特集】
  10. JR成田線が運転再開 倒木の影響で一時運転見合わせ
  11. 織田信成、4回転は転倒も万感のフリー「全然平坦な道ではなかった」深々と一礼し最後の全日本締めくくる
  12. 初優勝のヴィクトリーナ姫路、宮部藍梨「噛みしめたい」井上愛里沙「もうちょっと高く跳べ!って言い聞かせた」【皇后杯】