■MLB 地区シリーズ第2戦 ドジャース 2ー10 パドレス(日本時間7日、ドジャー・スタジアム)
パドレスのダルビッシュ有(38)が敵地でのドジャース戦、地区シリーズ第2戦に先発、7回、82球を投げて、被安打3、奪三振3、四死球2、失点1(自責点1)。大谷翔平(30)を完璧な配球で3打数無安打、ポストシーズンで2年ぶりの白星を挙げた。
試合後、ダルビッシュは「今日起きてから全く緊張もなかったですし、ほんとに落ち着いてましたし。それはなんでなのかわかんないですけど、もうさすがに38歳なんで、ガチガチに緊張はちょっとしていられない」と話し、「1人1人集中して投げられたので、2回以外はそこまで苦しむことなく投げることができたと思います」と語った。
注目された大谷との対戦については「とにかく球種だけじゃなくて、反応を見ながらそうですけど、セットに入ってから長く持ったりとか、足を上げている時間をちょっと変えたりとか、そういう工夫はしてました」と配球以外も大谷に対する攻め方を口にした。
7回のマウンドに上がった瞬間、ドジャー・スタジアムのファンと選手の間でハプニングがあり、試合が約13分ほど中断となったが「あんなこと経験したことがなかったので、とにかくこのイニング、点を与えないこと、点を与えてしまうと、流れが変わってしまうかもしれないので、そこは意識しました」と冷静な判断をしていた。
さらに7回を抑えてベンチに戻り、チームリーダーのM.マチャド(32)が全選手を集めて、会話をしていたシーンで話した内容には「汚い言葉でした(笑)」と冗談でごまかしたが、J.プロファー(31)は「ただ試合に集中し続けること。それが一番大事だ。そして、僕らはそうした」とやはり、マチャドの一声でチームが一丸になったことを話してくれた。
敵地での地区シリーズを1勝1敗で折り返したことには「すごく大きいと思いますね。パドレスのファンの前で、サンディエゴで野球ができるというのは。0勝2敗でやるというのとは違うと思うので、すごく大きいと思います」と敵地での勝利を喜んだ。