宮内庁は2025年度の概算要求に、三笠宮家の信子さまが住まわれている東京・千代田区の宮内庁分庁舎の改修をするため5億1900万円を計上しました。2026年度までの2か年計画で工事を実施し、総額は12億9800万円です。
信子さまは2009年に気管支ぜんそくの治療で入院していましたが、退院の際に宮内庁分庁舎に移られました。当時のお住まいである三笠宮東邸に戻ると、ストレス性ぜんそくが再発するという医師の診断のためでした。
宮内庁分庁舎は26年前に建設され、老朽化しているということです。
現在、そのうちの旧宮内庁長官公邸に信子さまが住まわれ、旧侍従長公邸を事務棟として使用していますが、2つの建物の間に渡り廊下を設置するほか、段差の解消やエレベーターの設置などバリアフリー化するということです。
工事の期間中、信子さまは港区高輪の高輪皇族邸に仮住まいされます。
高輪皇族邸は上皇ご夫妻が2022年4月に現在のお住まいである仙洞御所に移るまでおよそ2年間暮らしましたが、その際に改修されています。