■プロ野球 DeNA 2-4 中日(14日・横浜スタジアム)
DeNAは中日に逆転負けを喫した。試合は1回、4番・オースティン(33)の第23号2ラン本塁打で先制。しかしすぐさま同点に追いつかれると6回、3番手・山﨑康晃(31)が9番・福谷浩司(33)に適時二塁打を浴び勝ち越しを許した。その後打線はチャンスを作ることができず4安打に倒れた。
前日の試合では佐野恵太(29)の犠飛で先制。4回裏には連打でチャンスを作ると梶原昂希(24)、牧秀悟(26)に連続適時打が飛び出しリードを広げた。先発したケイ(29)は7回5安打2失点の好投で6勝目。チームは2連勝を挙げ首位・巨人に5ゲーム差、2位・阪神に2ゲーム差、3位・広島に1ゲーム差とした。
この試合の先発・石田裕太郎(22)は試合前まで4勝2敗、防御率3.60をマーク。前回登板となった7日の巨人戦(東京ドーム)では3回途中無失点で勝ち負けはつかず。今回の登板が今季11試合目の登板となった。
石田裕の立ち上がりは先頭の岡林勇希(22)を空振り三振。2番・村松開人(23)にセカンドの内野安打、3番・カリステ(32)に右安打を放たれ1死一、二塁となるも4番・細川成也(26)を二ゴロの併殺打に打ち取り無失点で切り抜けた。
打線はその裏、中日の先発・福谷に対し先頭の梶原が中安打を放ち出塁。2番・牧は空振り三振、3番・佐野は一ゴロに倒れ2死二塁も迎えた4番・オースティンにセンターへの2ラン本塁打が飛び出し先制に成功した。
直後の2回表、1死走者無しから6番・石川昂弥(23)、7番・板山祐太郎(30)、8番・福永裕基(27)に連打を浴び1死満塁のピンチを背負った。9番・福谷をセカンドの併殺打とするもその間に1点を返された。
1点リードに変わり3回表、2番・村松に右安打を放たれると3番・カリステの三ゴロの間に走者を進め2死二塁に。続く4番・細川にライトへの適時打を放たれ同点に追いつかれた。
4回表からは2番手・森唯斗(32)がマウンドに上がると2イニングを無失点に抑えた。2ー2の同点のまま試合は後半戦に入り6回表は3番手・山﨑が登板。しかし6番・石川昂に四球、8番・福永に左安打を放たれるなど1死一、二塁のピンチを招くと9番・福谷にレフトへの適時二塁打を浴び勝ち越しを許した。
7回表は4番手・佐々木千隼(30)が登板し走者を背負いながらも2イニングを無失点に。8回表は5番手・ウィック(31)が追加点を与えない粘投を披露。
しかし打線は終盤、中日のリリーフ陣を捉えることができず9回裏は中日の4番手・マルティネス(27)に対し2番・牧が中安打を放ち出塁も3番・佐野は二ゴロで走者入れ替わり1死一塁。その後4番・オースティン、5番・宮﨑敏郎(35)も繋げず無得点に倒れ試合終了。敗れたDeNAは中日とのカードを1勝1敗とした。