タイの定番料理として知られるエビ入りのスープ「トムヤムクン」が、ユネスコの無形文化遺産に登録されることが決まりました。
ユネスコは3日、パラグアイで開かれた政府間委員会で、世界3大スープのひとつとされるタイの伝統料理「トムヤムクン」を無形文化遺産に登録することを決定しました。
トムヤムクンは、エビなどでだしをとり、ハーブや唐辛子で味付けしたもので、辛くて酸っぱい独特の風味が特徴です。タイ中部の川沿いの地域が発祥とされ、タイ首相府は「自然との調和を重んじる人々の深い理解を反映したヘルシーな料理」としています。
タイ料理が無形文化遺産に登録されるのは初めてで、タイ政府はソフトパワーの魅力を発信し、観光客の誘致にもつなげたい考えです。