■陸上 ダイヤモンドリーグ・ファイナル ブリュッセル大会・2日目(日本時間15日・ベルギー)
世界の強豪が集うダイヤモンドリーグ(DL)の成績上位者のみが出場できるファイナルで、女子やり投のパリオリンピック™金メダリスト・北口榛花(26、JAL)が66m13の今季ベストをマークして優勝、2年連続の年間女王に輝いた。
昨年9月のDLブリュッセル大会では、67m38の日本新記録で優勝。そんな思い出の地で、北口の1投目は61m28で2位につけると、2投目で65m08をマーク。投てき後、笑顔を見せた北口がトップに立った。しかし最終6投目でセルビアの選手が65m28を投げ、2位で迎えた北口、最後の投てき。観客に手拍子を求めて臨んだ一投は66m13の今季ベストをマークし、逆転で見事優勝を飾った。
一転追いかける立場となった最後の6投目について「今シーズン最後の一投だと思って、よりよい記録が出るようにしっかり投げました」と話した北口。来年9月に東京で行われる世界陸上に向けて「日本の皆さんの目の前でいい投てきができるように頑張りたい」と意気込んだ。
今夏のパリ五輪で、トラック&フィールド種目では女子初となる金メダルを獲得し、歴史にその名を刻んだ北口。昨年の世界陸上ブダペストでも金メダルを獲得し、東京2025世界陸上代表に内定している。