猫も年をとると「シミ」が!できやすい体のパーツや気をつけるべきポイントなど

「シミ」ができるのは人間だけではありません。実は猫も、年齢を重ねるとシミができてしまうのです。そこで今回は、猫の「シミ」について、できやすい体のパーツや気をつけるべきポイントなどを詳しく解説いたします。

猫にも「シミ」はできる!

シミの原理

年齢を重ねるとできてしまう「シミ」。加齢よってできるシミは、皮膚細胞のターンオーバー(新陳代謝)が追いつかなくなることが主な原因です。

そもそも、シミの原点はメラニン色素の沈着です。紫外線による刺激を受け続けた皮膚は劣化と老化によって、メラニン色素を排出する機能が低下してしまいます。そうすると、色素が定着してしまうのです。

そして、この現象は猫にも起こります。つまり、猫も少なからず高齢になるとシミが出てくるというわけです。

猫の場合は単純に加齢だけが原因ではなく、ストレスも関与しています。日々の生活の中でストレスを感じることが多い猫の体内では、活性酸素が皮膚細胞を痛めつけ、皮膚の老化を早めてしまうのです。

猫自身が「シミ」に悩むことはないですが、ストレスの有無や病気の可能性などを考慮すると、飼い主さんは注意深く観察してあげる必要があります。

「シミ」ができやすい体のパーツとは

首を傾げる猫

全身が毛で覆われた猫の場合、どこにシミができるのでしょうか。

  • 耳(皮膚が薄く紫外線の影響あり)
  • 肉球(皮膚がむき出しで色素沈着が起こる)
  • 鼻(被毛に覆われていないため)
  • 顔の粘膜(目目頭唇など)

これらのパーツは各々の構造上、紫外線による刺激や摩擦による影響を受けやすくなっています。

危険な「シミ」の見分け方

皮膚のチェック

猫の「シミ」の中には、実は要注意なものがあります。

なお、愛猫のシミで以下のような状態の場合病気が潜んでいる可能性があるので、動物病院で診察を受けさせることをお薦めします。

  • いびつな形状で盛り上がっている
  • 徐々に大きくなる
  • 皮膚との境界線が曖昧
  • 触れると痛がる
  • 他にも症状がある(食欲不振元気がないなど)

このような症状がある場合、一番心配なのはメラノーマという悪性腫瘍です。阿多はまるような症状があれば早めに動物病院で確認してもらいましょう。

加齢によるシミ(正常なシミ)はつるっとした印象で、平たい形状になっています。基本的に飼い主さんが触れても抵抗することはなく、痛みや痒みを伴うことはありません。

毎日こまめに確認することで、なにか異変があっても早く気づけてすみやかに対応することができます。

まとめ

シミのある顔の猫

歳をとると「シミ」ができるのは猫も同じでした。シニア猫と暮らしている飼い主さんは、さりげなく幼少期の写真と比べて観察してみてください。

特に痛がる様子や痒がる様子がなく、シミ自体に変化が生じなければ問題ありません。

ただし、形がいびつなもの・大きさに変化あるもの・膨らみがあるものには気をつけましょう。皮膚がんの一種である『悪性黒色腫(メラノーマ)』の可能性が否めません。少しでも違和感を覚えたら獣医さんに相談してください。

最後に、猫のシミ対策してできることを紹介いたします。まずは「ストレスを溜めさせないようにすること」、そして、「遮光カーテンの活用」です。日々の生活の中で、上手に予防していきましょう。

関連記事

猫が飼い主を舐めてくる時の理由とその気持ち
猫が顔の近くで寝る4つの理由と飼い主への信頼度
猫が嬉しい!と感じている時の4つの仕草
山道で『捨てられた2匹の子猫』を発見…心温まる展開に涙が止まらないと43万4000再生「ただ感謝」「救ってくれてありがとう」の声
猫が足を噛む6つの理由と対策

 
  1. 【読めたらスゴイ!】「棗椰子」とは一体何のこと!?健康に良い果実がなる木の一種ですが・・・この漢字を読めますか?
  2. 犬の行動をカメラで覗いてみた結果…まさかの『嘘みたいな二度見』が面白すぎると209万表示「犬って二度見するんだw」「綺麗すぎる」と爆笑
  3. 冠動脈と僧帽弁の病気は隣り合わせ…「虚血性心筋症」と「僧帽弁閉鎖不全症」~『ブラックペアン』監修ドクターが解説 vol.29~
  4. 怖くない幽霊屋敷で幽霊と撮影体験!?“無常と不変”の世界を味わうアート展『やがて、みんな幽霊展 』
  5. 赤ちゃん犬が『お座り』に挑戦した結果…可愛すぎる『一生懸命考える姿』が25万再生「習得早すぎるw」「頑張る姿がいじらしい」と悶絶
  6. 「牛のげっぷ」抑制で温室効果ガス削減目指す<シリーズSDGsの実践者たち>【調査情報デジタル】
  7. 『くっさー...』猫が初めてガムの匂いを嗅いだら…予想外の『仕草』が687万再生「可愛すぎるww」「人間みたいw」と大反響
  8. 「夏はうつ状態になるリスクが潜んでいる」食欲低下に不眠…一見似ている「夏バテ」と「夏うつ」を見分ける方法
  9. 【三ツ矢雄二】独占②:「コン・バトラーV」での声優デビュー~「タッチ」収録秘話 浅倉南役・日髙のり子さんとのエピソードを語る
  10. やんのかステップをしていた子猫がコテン!床に寝転がる姿に「やばっ天使がいる」「コテンの後の顔もかわいい」
  1. 髙橋健太郎「僕はもう終わったんだ」東京五輪落選で引退決意も妻の助言で奮起 パリでのメダル獲得は“使命”
  2. 生徒会費584万円着服 高校女性教諭(40)を懲戒免職処分に… 教諭は「カードの支払いに使った」
  3. 「牛のげっぷ」抑制で温室効果ガス削減目指す<シリーズSDGsの実践者たち>【調査情報デジタル】
  4. 犬の行動をカメラで覗いてみた結果…まさかの『嘘みたいな二度見』が面白すぎると209万表示「犬って二度見するんだw」「綺麗すぎる」と爆笑
  5. 【読めたらスゴイ!】「棗椰子」とは一体何のこと!?健康に良い果実がなる木の一種ですが・・・この漢字を読めますか?
  6. 競走馬のエサ代で月169万円…「特養」で相次ぐ不正流用 「内部をYESマンで固めて…」“監査の甘さ”突く悪質手口【報道特集】
  7. 「夏はうつ状態になるリスクが潜んでいる」食欲低下に不眠…一見似ている「夏バテ」と「夏うつ」を見分ける方法
  8. 怖くない幽霊屋敷で幽霊と撮影体験!?“無常と不変”の世界を味わうアート展『やがて、みんな幽霊展 』
  9. 英・新型コロナ調査委「政府の対策上の欠陥が多くの死を招いた」
  10. 英新政権 ネタニヤフ氏への逮捕状に反対せず 前政権から方針転換 UNRWAへの資金拠出も再開
  11. 聖火は気球でパリの夜空へ 雨天も幻想的演出の開会式 セリーヌ・ディオン“愛の讃歌”でフィナーレ、旗手の半井「本当に楽しかった」
  12. 冠動脈と僧帽弁の病気は隣り合わせ…「虚血性心筋症」と「僧帽弁閉鎖不全症」~『ブラックペアン』監修ドクターが解説 vol.29~
×